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HDCアトラスクリニック
AFP
AFPはアルファフェトプロテインの略称で、胎児期に肝臓で産生される糖タンパク質です。
出生後、AFPは急速に減少しますが、肝臓癌、消化器癌、生殖器癌、神経管閉鎖障害などの疾患で再び高値を示すことがあります。
もともと妊娠早期の胎児にみられる血清蛋白の一種で、健康な成人の血液にはほとんど含まれません。
原発性肝癌の患者の95%の血液に含まれるため、肝癌の腫瘍マーカーとして用いられています。
10.0ng/mL以下
PIVKA-Ⅱと並ぶ肝細胞癌のマーカー。肝炎や肝硬変など肝臓の病気の診断に役立ちます。
●10~1,000ng/mL(軽度~中等度増加)
[高頻度]肝細胞癌,卵黄嚢腫瘍,胎児性癌,未熟奇形腫,肝硬変
[可能性]慢性肝炎,急性肝炎,チロシン血症,毛細血管拡張性運動失調症,水頭症,先天性胆道閉鎖症,妊娠,胎児死亡、奇形腫、遺伝性AFP稽留症,胃癌,胆管癌,膵癌,腎癌,肺癌,大腸癌,子宮癌,膀胱癌、悪性リンパ腫
●1,000ng/mL以上(高度増加)
[高頻度]肝細胞癌,卵黄嚢腫瘍,胎児性癌,肝芽腫
[可能性]乳児肝炎,先天性胆道閉鎖症,肝転移を伴う胃癌,膵癌などのAFP産生癌
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