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HDCアトラスクリニック
NSE
NSEは神経特異エノラーゼ(neuron specific enolase) の略称で、神経組織や神経内分泌細胞に存在する酵素です。NSEは、神経内分泌腫瘍や肺癌、特に小細胞肺癌の診断や経過観察、治療効果判定に役立つ腫瘍マーカーとして広く用いられています。肺癌の中でも特に小細胞肺癌に特異性が高く、陽性率は60~80%であり、病状の進行と相関して値が上昇します。
ただし、腫瘍マーカーは診断の補助的な手段として用いられ、単独では肺癌の診断はできません。
16.3ng/mL以下
肺小細胞癌,神経内分泌系腫瘍の腫瘍マーカー
●高値
[高頻度]神経芽細胞腫,肺小細胞癌(特に,燕麦細胞癌)
[可能性]非小細胞肺癌,乳癌,卵巣癌,食道癌,胃癌,膵癌,大腸癌,甲状腺髄様癌,褐色細胞腫,ガストリノーマ,インスリノーマ,カルチノイド,中枢神経系の炎症,血管障害,肝炎,肝硬変
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